きみまち坂
1881年(明治14年)東北巡幸中の明治天皇が名称の定まっていなかったこの地に「きみ后阪」と名付けた。夏の長旅を気づかう皇后の手紙がこの地で天皇の到着を待っていたというのが由来のようである。
  「大宮のうちにありてもあつき日を
       いかなる山か君はこゆらむ」

まさに皇后から天皇へのラブレター。そんなロマンチックなエピソードとは裏腹にここきみまち坂は自然の公園。少し奥に入ると熊の出没注意の看板が目に飛び込むほどの原生林に包まれている。公園の麓にいまだ残る奥羽本線の旧トンネルに入れば、夏でもひんやりとした昭和の香りが漂う。